だれもがいつまでも若々しく、人生の終末までも健康に暮らしたいと
願っています。こうした念願を少しでも叶えることが出来ないか模索して
行くのが抗加齢科学(Antiaging Science)です。
老化度の判定にはタンパク質の関与する「筋年齢」、塩分、脂質が
関与する「血管年齢」、青魚に多く含まれるDHAが関与する「脳年齢」、
ビタミンやミネラルが関与する「肌年齢」、そしてカルシウムと相関関係
にある「骨年齢」などの指数を総合して、その人の評価が出ます。
老化の原因の一つとして重視されているのは活性酵素です。この
酵素を減らす食品として推奨されているものは次の食品です。
サバ、イワシ、にんにく、にんじん、たまねぎ、ブロッコリー、いちご、キウイ、
グレープフルーツ、きゃべつ、お茶などである。毎日、いずれかの食べ物
を食することが若さを保つ秘訣ともなります。自分の体重の3%相当の
水分を毎日飲用することも大切です。
生活習慣病の発病防止に共通する事柄ですが、十分な睡眠時間を
確保すること、出来ればストレスを回避する生活様式を選択すること。
好きなことに熱中することは脳の働きを活性化します。飲酒は微量である
限り血行を促進するためよいのですが、それ以上の摂取は病気の原因と
なりかねません。喫煙はもってのほかで、禁煙は健康生活の最低条件
です。タバコは活性酵素を増加させ老化を早める他、多くの病気を引き
起こすことが医学的に証明されています。
執筆 医学博士 宮本順伯
Copyright (C) 1997- Junhaku Miyamoto, PhD. All right is reserved.
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世界各国共通の長寿化を妨げる最も大きな要因は、「肥満」「高血圧」「高血糖」「喫煙」「飲酒」の5つである
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