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上手な医師のかかり方
病院にかかるときは誰でも多少の不安感をもつものです。しかし、ちょっとした
気配りがより良い診療を受けられるきっかけとなります。
2007年7月撮影
当院での受付手順からお話しします。
先ず、受診申込書の名前、住所、電話番号(携帯電話可)および職業を正確に記載してください。
勤務先または学校名などの具体的名称の記載は全く不要です。
今回の受診目的に欄に○をつけましょう。
自分の伝えたいこと、今までのことはメモ書きし準備しておくと敏速に進められます。
医療機関により内容は異なりますが、当産婦人科予診では次のような質問をいたします。
「最後の月経はいつから始まったか」
「今までの月経は順調であったかどうか」
「順調の場合は周期は何日型か」・・・
月経の初日から次の月経の初日までの日数です。
「今までにかかったことのある病気や受けた手術」
「アレルギー体質であるか」
「のみ薬や注射にたいする薬物 アレルギーの有無」
「今までの妊娠中絶や流産手術の回数、出産回数」
「喫煙習慣の有無」などです。
「婦人科の診察を受けるのになぜ職業を聞くのですか」と訝る方がおられます。その理由は
職業を含め、診察をお受けになる方の個人的な環境、社会的環境を把握することにより、
検査項目の選定、来院時間の決定、手術日の選定、手術後の指導、病気の場合はその誘因究明、
労働環境の把握、治療方法の選択決定など、きめ細やかに対応することができます。
優れた医師は人の体のごく一部分のみを見るのではなく、受診される人の全体像を見て検査し、
治療するのです。
医師には守秘義務があり、むろん、お話いただいた個人情報が他に流出することは絶対にありません。
医療機関で病気や手術について疑問があるときは、その時に医師にはっきり質問しましょう。
しかし、その時の答え、問診のときや、状況を説明する時の言葉尻をとらえて医師に絡むような
態度は厳禁です。当院ではホームページで詳細に記述しているので、予め読んでおかれると、より
正確に理解できます。
すべての医療機関、医師には、それぞれ、医療診断、治療に対する考え方、方針があります。
入院される時に守るべき事項もお話しいたします。ただ自分の求めることと異なり、当院の
医療方針を受け入れられない時は、他の医療機関を選択する手段もあります。
人間社会、どう努力しても相性の合わない人と人とが向き合うことがあるからです。
患者さんも医師も人間です。約束事を守ることは信頼関係の構築に欠かせない事柄です。もし、
予約した時に都合で来院できないときは出来るだけ早く、その旨連絡してください。
診療をお受けになる時は最初が肝要です。先ず予約した時間に遅れないよう、十分留意致しましょう。
対話の始まりは簡単な挨拶からです。医師と患者とのよりよい関係を作り出すことが、すべての
第一歩です。治療効果をあげるためには、お互いに「理解し合うこと」、つまり医師との気持ちの
疎通が非常に重要です。医師にとって医療上の問題を解決することは義務です。しかし、さらに
「全力で最善の治療する気持ちを引き起こす」ような雰囲気を作り出せば、すべては、よりよい
方向に進展いたします。
2011年8月 執筆 医学博士 宮本順伯
院長略歴
注意上記診療情報記録は2018年1月現在のものです
日本産科婦人科学会認定専門医 医学博士 宮本順伯
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