「喫煙は老化を早める」　タイ国で販売されているタバコ
写真：日本禁煙学会、大橋勝英先生提供

医学上、タバコは老化促進因子として認識されています。「スモーカーズフェイス」という
言葉があることをご存じですか？年齢以上にしわが深く、皮膚に張りがなくなり、たるみの
なくなる喫煙者特有の顔をいいます。タバコに多く含まれるニコチンが、皮膚に栄養を供給
する毛細血管を収縮させ、肌の乾燥を進行させた結果です。日本人などアジア系の喫煙者
では非喫煙者にくらべ、日焼したわけではないのに、顔がやや浅黒い感じがするのも一つ
の兆候です。

ニコチンはメラニン色素代謝に関係するビタミンＣを壊すために肌の色を悪くし、シミなどを
出来やすくしています。中年以降の喫煙者の顔を改めてご覧になってください。政治家、
実業家、タレント、そして身近な友人・・・。あなたの周りに、そうした人をたくさん見つける
ことが出来ると思います。

ポーラ化粧品が日本の20代から70代の女性30万人を対象に行った調査（2004-2005）で、
タバコを吸う人は、吸わない人に比べ５才以上もメラニン色素沈着が進行していることが
明らかになりました。
喫煙はあなたのきれいな顔を、老化したしわの多いシミだらけの顔に変化させるのです。


イギリスの国営医療サービス事業「NHS」による市民に禁煙を促すTV-CM
“いつまでも若く見られたければタバコをやめなさい！”

　VIDEO
Look younger for long, quit smoking.

　2009年厚生労働省作成の女性向けポスター
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　女性に対するタバコの悪影響

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イギリスBBCよって制作された、22歳の双子の女性のうち、左側が喫煙した場合、 右側が喫煙しなかった場合の、40歳になったときの老け具合の差を比較した写真です。 Smoker's Face