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妊娠中絶手術の「そうは法」と「吸引法」



妊娠中絶手術の「そうは法」と「吸引法」との違い



画像引用 朝日新聞


2012年4月19日、朝日新聞は「日本の中絶手術にWHOが勧める吸引法は1割しか採用されておらず
母体に負担」と報道しました。WHOが北米などでの経験をもとに、手術技能者の少ない開発途上国向け
に勧告した
もので、早くから中絶手術を合法化、手術 技法を築き上げた日本に対するものではありません。
妊娠中絶手術の歴史や、実地を全く知らない保健福祉大学杵淵恵美子教授の見解を引用した、明らかに
間違った内容の報道であり、朝日新聞社に「記事は正しくない部分が多い」と強く抗議しました。その
根拠となった研究論文では、そうは法、吸引法、いずれの方法でも、同じように合併症の発生率が高い
ことを記載しております。「WHOも薦める吸引法」と広報しているクリニックがありますが、実際は、
吸引法、そうは法、どちらかが優れていると決めつけるべき問題ではなく、担当医師自身が、やり易いと
思われた方法で行えばよいことですが、その利点、欠点など一般的な知識をここに提供いたします。

吸引法」とは

妊娠中絶手術が日本より24年も遅れて、1973年に合法化された北米を含む諸外国では、技術を伴う指導医が
不在であったため、最初から経験の少ない技術力の低い医師でも出来る「吸引法」でスタートしました。
これは美容外科で行っている「脂肪吸引」と同じように機械を使う手法です。手術時間を短縮出来る利点は
ありますが、引圧により子宮内壁の微細な血管を傷つけて出血量を増やすことがあり、吸引法だからといって、
そうは法に比べ安全とか、母体に負担がないということではありません。「WHO の勧める安全な吸引法」
との謳い文句で広告しているクリニックがありますが、未開発国ならともかく、すぐれた日本の産婦人科では
通用しません。また、吸引法では妊娠週数の進行した中絶手術には全く対応出来ないという欠点があります。
そうは法の場合と異なり、吸引法で使用した器械に、前回手術を行った方の血液や組織が機器内部に付着した
ままになり易く、細菌感染など衛生面に問題が出ることがあることが知られています。使用した機器類の洗浄や
滅菌には手間がかかりますし、もし器具を完全に殺菌しないと、院内で肝炎、梅毒やエイズなど重篤な感染症を
他の患者さんから、血液を介してうつされる危険性があります。最近では深刻な感染防止を意図した使い捨ての
「手動真空吸引キット」が日本でも発売されております。開発途上国では有用でしょうが、長年、胎盤鉗子と
キュレットのみで実績ある手術して来た婦人科医にとっては、ポリプロピレン製キットを採用するメリットは
ありません。

そうは法」とは


一方、「掻爬=そうは法」は第二次大戦後の1949年に、経済的側面を、その理由に加え、世界でいち早く
妊娠中絶手術を合法化した日本で採用されて来た優れた方法で、子宮に挿入した手術器具を操作して行う
手術で、術者の技術がものをいいます。外科手術を含め、多くの手術は術者の目で手術部位を確認し
ながら行いますが、妊娠中絶手術の場合は手術している部位は全くみえません。触覚が唯一の情報
ツールなのです。子宮を少しも傷つけず、母体の負担をほとんどなくするように操作するためには、
長年の経験と高度の技術が必要
となります。使用している手術器具は数本の胎盤鉗子とキュレットのみで
軽量です。それ故、熟練した医師にとって子宮内部の様子が手に取るように分かり、非常に操作しやすい
のです。機器の消毒も敏速、簡単です。あくまでも、数多くの手術をこなした、長い経験のある産婦人科
医師に限ることですが、「そうは法」では出血量を最小限に留め、子宮内壁を十分保護しながら安全に
手術出来るのです。



日本産科婦人科学会認定専門医 
医学博士 宮本順伯

院長は1973年に、カナダ、ウエスタンオンタリオ大学で妊娠中絶手術技法に関する講演を行っております。
1973年は米国最高裁判所が国内法で妊娠中絶を規制するのは憲法違反とする判断を示した、丁度その年でした。
当時は手術実績もなく、指導的な医師もいない状況でしたので、経験のない医師でも出来る吸引法の技法で始めました。

英語論文 Background consideration on induced abortion by Dr. Miyamoto

2007年7月撮影


 母体保護法:妊娠中絶手術件数の分布、推移

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