There is a limit to the fossil fuel of the Earth.
化石燃料は将来必ず枯渇する




 化石燃料は将来必ず枯渇する



いずれ枯渇するといわれる既存の化石燃料、新興国の経済発展と人口増加に伴って増え続ける
エネルギー消費。それを賄っている燃料資源の枯渇の時期がやがて音連れてくる。地球温暖化
を阻止する上で最も期待されていた原子力発電にも、その安全性と核廃棄物の処理に関して
大きな問題を抱えている。石油、石炭はこれまで世界で利用されてきたエネルギー資源であった。
いま、天然ガスに加え、世界は新たなエネルギー獲得に向け、熾烈な戦いを繰り広げて来ている。
掘削技術の進歩による「シェールガス」開発、その熱気に湧くアメリカ、カナダの「オイルサンド」、
ブラジルの「深海油田」、ベネズエラの「超重質油」など、新たな非在来型エネルギーが今までの
世界を変えようとしている。しかし、こうした燃料争奪戦が深刻な環境破壊をも生み出し始めている。

「シェールガス」の掘削技術は米国の企業が開発、地中を数千メートル垂直に掘り、シエール層に
達した時点で水平に掘り進める。パイプを通じ圧力をかけた水により、この地層を破壊し天然ガスを
吸い上げる手法である。1基設置するのに、2−3億円かかるが短期間に収益を上げることが出来る。
米国は2020年にはサウジアラビアを抜いて世界最大の天然ガス生産国となると予測されている。
一方、カナダの「オイルサンド」埋蔵量は日本の年間消費量の100年分と推測されている。
エネルギー消費量の増大は、先進工業国に続き、新興国の人口増加を伴った経済発展に伴い、
250年前の産業革命当時に比べ50倍にまで膨れ上がっている。

最近、「水圧破壊法」による「シェールガス」採掘には飲料用地下水の汚染という重大な副作用を
もたらしている。採掘業者間の低価格競争はこの問題の解決を遅らせている。福島の原発事故を
きっかけに原子力発電に対する見解も大きく変わってきている。原子力発電を廃止する方向に
かじ取りをとっている国が出現している。原子力発電の大きな問題点は10万年かかると言われる
高レベルの放射性廃棄物の処理である。米国では1兆円以上の工事費をかけたネバタ州ユッカ山の
廃棄施設を2009年にオバマ政権の決定により建設中止した。コンピュータ分析の結果、地下水汚染の
可能性が浮上してきたためである。米国で現在稼働している原発は100基、核のゴミは毎年、
2000トンずつ増え続けている。

ケンブリッジ・エネルギー研究所のダニエル・ヤーギン博士は、問題の解決にはエネルギーの
多様化が必要だと話す。再生可能エネルギーとして「太陽光発電」、「風力発電」などがあるが、
現在、これらの発電シェアは全体の4%に過ぎない。しかし、普及することにより、そのコストを
3分の1にまで低下させることが出来る。今まで顧みることの少なかった「バイオ燃料」は植物の
残骸などをエネルギー源に変換することが出来る。博士は大切なことは、日本で昔からとられている
「もったいない」の精神を人類全体が共有することだと述べている。

資料:NHK BS1 2013年12月6日放映「スペースシップアースの未来」


Daniel Howard Yergin (1947-) is a Pulitzer Prize-winning author and leading authority on energy, international politics and economics.

(L) There is a limit to the fossil fuel of the Earth. (R) The energy consumption nowadays is 50 times more than that of the Industrial Revolution.
 
Distribution of shale gas reserve

Schema how to get a gas-rish shale

(L) Nuclear plants in the United States are 100. (M) A radioactive waste is increasing 2000 tons each year. 
(R) A possible risk of water contamination came to surface at the nuclear waste repository of Yucca Mountain.
 
The nuclear waste repository at Yucca Mountain will sit inside a long ridge, approximately 305 meters below the surface and 305 meters above the water table.
It consists of 64 kms of tunnels. The repository will accommodate an estimated 77,000 tons of nuclear waste.

It is suggested to variegate the energy resources to a solar power generation panel, wind power generation, etc.

(L) A biomass power generation (R) A Japanese term conveying a sense of regret concerning waste.
Mottainai'
Picture source: December 6, 2013: NHK BS1

Topics 地球温暖化への危惧
Overpopulation of the World・・・地球は100億人の人の重さに耐えられますか?
そこに残るものは資源の枯渇と環境破壊


化石燃料は将来必ず枯渇する
2014年2月執筆 医学博士 宮本順伯
The article was written in February 2014 by Junhaku Miyamoto, M.D., PhD.
Copyright (C) 2014 Junhaku Miyamoto, PhD. All right is reserved.
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