タバコ副流煙回避
タバコを吸わないから健康障害を起こさないとの考えは間違えです。火の
ついたタバコの先から立ちのぼる「副流煙」は発癌性が非常に強く、癌を
誘発したり、心筋梗塞などの心臓発作を起こす引き金となるので、タバコの
煙のただよう環境を努めて避けること。
ごく少量の酒は薬
微量のアルコールは血の流れをよくして新陳代謝を促進します。 しかし、
多量にお酒を摂取すると胃壁を傷め、脂肪肝を引き起こし、 肝臓機能障害
の原因となります。妊娠中の飲酒は胎児に発育障害、知能障害等の悪影響
をもたらすことがありますのでご注意下さい。
野菜を欠かさず食べる
毎日の緑黄色野菜摂取は癌にかかる比率を明らかに低下させます。にんにくは癌予防に
特に優れた食品で、きゃべつ、しょうが、大豆、セロリ、 にんじん、ピーマンなども
良い食品です。緑茶を毎日飲む人では、癌発生率が低いことも知られております。
ほうれん草、ブロッコリー、いわし、レバーなどは活性酵素の働きを抑え、老化を
遅らせる効果があるとされている食品です。オレンジ、レモン、みかん、グレープ
フルーツなどの柑橘類などの果物なども良く、緑黄野菜を毎日少しずつ、欠かさず
食べるとよいでしょう。
ごはんを食べよう
ごはんは脂肪分が少なく、塩分もなく、成人病の予防に適している食品といわれています。
ごはんは植物性のたんぱく質を含み、単位重量あたりのエネルギーが低いのが特徴です。
さらに満腹感を得られやすい特性があります。魚や野菜などと組み合わせてバランスよい
食事をとりましょう。
朝食はきちんと食べる
朝のうちに十分な栄養をとり、夜食を少なくすれば余分なエネルギーが夜の間に脂肪に変化する
ことを防止します。 朝食の時間と夕食の時間を早めると血糖値をバランスよく保てます。
適正な体重を保つ
脂肪の多い肉食を避け、なるべく魚を食べること。運動量の少ない人は食事のカロリーを
減らすことにより体重をコントロールする。
規則的に睡眠をとる
睡眠は健康な生活の源です。1日6時間〜7時間の睡眠が必要とされています。
適度の運動
週に2〜3回の運動を心がけましょう。早く歩くだけでも悪玉コレステロールを減少させ、
血行をよくし、酸素や栄養素が脳や神経を活発にします。
執筆 医学博士 宮本順伯
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