タバコの煙は病魔への誘い PART 6 |
Smoking Health Effects
50歳未満の喫煙者は心臓発作に見舞われるリスクが8倍高い
専門学術誌「Heart」掲載され研究論文によると、喫煙者と非喫煙者の心臓発作リスクの差異は年齢を
重ねるとともに縮まり、50〜65歳には5倍、66歳以上では3倍に縮小するという。すべての喫煙者
の心臓発作リスクは非喫煙者よりも高いが、これまで年齢層ごとのリスクの違いは明らかにされてこなかった。
これを解明するため、英イングランド(England)北部シェフィールド(Sheffield)にあるノーザン・ゼネラル
病院(Northern General Hospital)サウスヨークシャー心臓センター(The South Yorkshire Cardiothoracic
Centre)のエバー・グレック(Ever Grech)氏率いる研究チームは、2009から2012年にかけて、ST上昇型
心筋梗塞(STEMI)として知られる一般的な心臓発作で治療を受けた成人1727人のデータを検証した。
調査対象の約半数は喫煙者で、残りは元喫煙者と一度も喫煙したことのない非喫煙者がおよそ半々だった。
研究結果によると、喫煙者が心臓発作に見舞われていた時期は、元喫煙者や非喫煙者よりも平均で10年あまり
早かったという。また、過去に冠動脈疾患を患った人の数は、喫煙者では非喫煙者の2倍に上った。
研究論文によると、サウスヨークシャーの50歳未満の喫煙者は成人の27%だったが、50歳未満のST上昇型心筋
梗塞の患者75%は喫煙者だった。データによると、全般的に見て喫煙者は元喫煙者や非喫煙者と比べて、
心筋梗塞を患う確率が3倍ほど高いことが分かったという。
引用:医学専門誌 HEART, November 29, 2016
English version
目次
自分は例外?果たしてそうでしょうか? 女性に対する悪影響 喫煙開始年齢が早いほど有害 喫煙習慣は薬物依存
発がん物質と分かってなぜ吸い込む 心臓発作による死亡 受動喫煙には十分注意を 喫煙は死を招く
趣味趣向の幻想を捨てよ タバコは「趣向品」「死向品」?
日本タバコフリー学会顧問 医学博士 宮本順伯
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