甘い女性の受動喫煙認識




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004年3月4日付けの 大阪日日新聞に掲載された「タバコを吸う異性に関するアンケート」
調査によれば、男性は「女性が喫煙することは好ましくない」とする回答が62・5%、「どちらでも
構わない」が35%、女性は、「男性が喫煙することは好ましくない」とする回答が32・5%、
「どちらでも構わない」が60%です。

一方、結婚相手を選ぶなら「吸わない人」と答えたのは、男性の70%、女性の50・5%という調査
比率を紹介している。喫煙する異性の印象を「クール」「大人っぽい」などといった好印象は、
男性の8.5%、女性の11.5%の人から寄せられており、タバコ副流煙の有害性を全く認識して
いない女性の甘さが目立つ内容です。

自分はタバコを吸わなくとも夫が喫煙者の場合、自分が肺癌(がん)で殺される可能性が2倍にも
増えるという事実を全く知らない、また、「タバコ副流煙」の言葉すら知らない女性の存在が、飲食店
の全席禁煙化を拒んでいる理由のひとつにもなっています。

神奈川県藤沢市医師会のタバコ講座からの抜粋です・・・お見合いの場で、相手に「吸っても良い
でしょうか?」と尋ねられたら、「どうぞ、ご勝手に、私はこれで帰ります。二度とお会いする事は
ないでしょう」と返事をしましょう。


 
「禁煙席ネット」からのアドバイス

何人かの人が一人の喫煙者をかこんで和やかに会話している場面を見かけます。もし,そこにタバコが
存在しなければ、ほほえましい光景と言えるでしょう。しかし、喫煙者と会話している間にも、まわりの
人の健康は侵害されているのです。タバコの先から流れる煙に含まれる発癌性物質や有毒成分は
濃度が高く、一旦吸い込まれると、その55%が呼吸器内に沈着することが確認されています。

タバコを吸うあなたの友人が、あなたの健康を損なう危険性と、その友人と親しくすることによって享受
できる利益とを比較して、どちらを選ぶか、・・・・ 勿論、すべてが損得で割り切れるものではありませんが、
ここで一度じっくりと考えてみることは、これからの長い人生にとって極めて重要なことです。



甘い女性の受動喫煙認識
執筆 2004年4月 医学博士 宮本順伯
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