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中期妊娠中絶と母体血出生前遺伝学検査
社会経済的理由以外の中期妊娠中絶
引用:2014年4月18日放映、NHKクロ−ズアップ現代
妊娠中絶手術の適応条件として社会経済的理由の他に、生涯にわたって看護と医学的ケアを
必要とする遺伝性疾患をもつ、胎児の妊娠中絶を選択する場合があります。近年、高年出産の
増加により、その必要性はますます増大しております。最近の医学の進歩により母体血を
採取して遺伝学上問題を持つ胎児であるか否かを検査する方法が普及してきております。
母体内の血漿中の胎児DNAを同定することにより、母体に存在しない遺伝子を解析します。
全DNA断片中の目的とする染色体由来断片の濃度の量的な変化から、その染色体の数値の
異常を検出します。その陰性的中率は99%以上と高いのですが、陽性的中率は80%程度に
とどまるために、陽性の場合には羊水検査による診断確定が必要と言われています。
この母体血検査は妊娠10週から行うことができるので、15週以降に実施されている
羊水検査の前に行う検査として採用されております。
東京都内では次の病院で臨床研究が認可されております。
昭和大学病院、国立成育医療研究センター、東京女子医科大学、山王病院、聖路加国際病院、慶應義塾大学病院、
日本医科大学付属病院、東京慈恵会医科大学附属病院、東邦大学医療センター大森病院、総合母子保健センター愛育病院
費用は病院によって異なりますが、20万円程度です。
ダウン症(染色体異常)の超音波診断:
妊娠11週から14週の間に胎児の首の後ろの部分の皮下に溜まる液状部分の直径(NT値)を計測します。Nuchal translucency
(NT) scanと言われる超音波検査です。直径3.5ミリ以内なら正常値と言えますが、5.5ミリ以上あればダウン症の疑いがあります。
この数値は絶対的なものではないし、年齢も関係するので、診断については主治医とよくご相談ください。
日本産科婦人科学会ガイドライン
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※ なお、留意していただきたいことは、中期妊娠中絶の最終期限は妊娠21週ですが、
妊娠19週以前にご予約されないと、いろいろの準備が必要なため間に合いません。
ダウン症が疑われた時は、遅くとも妊娠12週か、それ以前から精密検査を開始することをお勧めいたします。
2014年4月
日本産科婦人科学会認定専門医
医学博士 宮本順伯
院長は1973年に、カナダ、ウエスタンオンタリオ大学で妊娠中絶手術技法に関する講演を行っております。
1973年は米国最高裁判所が国内法で妊娠中絶を規制するのは憲法違反とする判断を示した、丁度その年でした。
英語論文 Background consideration on induced abortion by Dr. Miyamoto
出産する (妊婦健診)
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注意上記診療情報記録は2018年1月現在のものです
日本産科婦人科学会認定専門医 医学博士 宮本順伯
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