|
妊婦検診
妊娠が判明したら、4週間以内に必要な検査を受けましょう。血圧、体重、むくみなどの診察の他、
血液、子宮頸管分泌液や尿検査などがあります。検査の結果、大きな異常がない限り、その後
4週間ごとに検診をいたします。なお検診を受ける間隔は出産が近くなるにつれ短くなります。
出産予定日は、最後の月経の初日から40週目と推定されますが、最近では妊娠12-13週頃に
超音波を使用し、胎児のサイズを測定して調整しております。
妊娠の可能性のある時は、レントゲン検査を受けないように注意しましょう。薬の投与を受ける
ときには妊娠していることを必ず担当医に告げて下さい。
医薬品医療機器総合機構
電話番号は相談内容により異なります
妊娠中の喫煙は、胎児への血流障害を起こすことにより、低体重児が生まれやすくなることが
分かっています。低体重児は脳や体の発育上、問題を残すことがあります。喫煙により胎児が
死亡し、流産となるケースも少なくなく、妊娠中のタバコは非常に高いリスクを伴います。
当院で実施した中期妊娠中絶においても、 喫煙者が2例の無能児を出産しております。
喫煙している方は即刻、禁煙しなければ胎児に重大な悪影響を与える可能性があるとお考えください。
他人のタバコの煙 (タバコ副流煙という) を吸い込むことも、同様な危険性がありますので、
喫煙者に近付かないこと、喫煙者のいる空間に入らないこと、レストラン、カフェは必ず
全席禁煙のところ(分煙は不可)を利用するように、十分にご注意ください。
お知らせ
当院では、女性ホルモン剤を使用した治療、および、薬剤 または 手術による妊娠回避アシスタンス
医療など、特定の分野に限られた専門的診療を行っておりますので、現在、満期出産は取り扱って
おりません。ただし、妊娠21週0日未満の中期妊娠中絶は予約制にてお受けしております。
この場合の初診受付は、術前検査に3日程度かかりますし、入院室を確保する必要から原則、
妊娠19週0日までとなります。
お産に備えての妊娠中必要な検診、および、分娩サービスは他の産科病院でお受けください。
アドバイス:出産適齢期(お産に適している年齢層)は20歳から29歳までです。
女性の加齢とともに卵子の数が減り老化して来ます。胎児に異常が発生する確率も増加します。
出産自体も、30歳以降の初産の場合、20代の女性に比べ難産となる比率が次第に高くなります。
出産希望がある限り、遅くとも、35歳までに産み終えていることを強く推奨します。
注意上記診療情報記録は2018年1月現在のものです
日本産科婦人科学会認定専門医 医学博士 宮本順伯
高齢出産のリスク
双胎診断
タバコは低体重児、脳の発育不全、無能児などの深刻な悪影響をもたらすことがあります。
・・ これから妊娠を予定している人、喫煙している人は必ずお読みください。
母体血出生前遺伝学検査・・ 35歳以上の妊婦さん、血縁者に遺伝性疾患がある場合はお読みください。
男女産み分け親の権利か・・ 朝日新聞に掲載された院長執筆の論説です。
総合索引 |