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低用量ピル
ピ ル の 世 界 へ よ う こ そ  


1963年
日本で最初にピルを導入した開業医の提供するサイト




 ピルの副作用に関する日本産科婦人科学会の見解
2013年12月27日公表

 ピルの危険性に対する警告

月経時の痛みの治療や避妊でピルをのんだ後に、血の固まりができる副作用によって、この5年間で11人死亡し、重症例が
361件報告されているとの新聞報道がある。低用量ピル11品目で、血の固まりが血管をふさぐ血栓の重症例が延べ361件、
副作用として報告されていた。

血栓は血の流れが遅い静脈にできやすく、ピルを使わなくても10万人あたり年5人の頻度で起きる。ピルとの因果関係が
不明の例も含むが、2008年の33件から2012年の105件に増え続けていた。この統計の中に3年前に発売され、保険適用された
治療用の薬剤による死亡が含まれていると思われるが。 血栓の前兆になる頭や胸、ふくらはぎの痛み、視野の異常などが
あれば、重症化を防げために、すぐに服用をやめ、血栓症関係専門医師の診断を受ける必要がある。

すでに50年間使用されている中用量ピル、日本で1999年に発売された低用量ピルは非常に副作用が少ないが、重篤な
血栓症を引き起こすことがあるので十分に留意する必要がある。
憂うべきことに、十分に問診をしないでピルを渡しているクリニックがあるが、こうしたところは回避した方がよい。

2013年12月記載 日本産科婦人科学会認定専門医 医学博士 宮本順伯


 ダイアン35の危険性に対する警告

France confirms Diane-35 drug deaths
A report reveals 125 women suffered
possibly life-threatening side-effects linked to Diane-35 or its generics.

ピルとして使用される薬 Diane 35 の危険性

Diane 35 という薬が、フランスでここ最近問題になっています。Diane 35が原因と推定される死者が出ており、また、血塊が
原因とみられる血栓症も認知されています。 

Diane35 は、ピルとして処方されてきましたが、、もともとは女性用のニキビの薬としても海外で流通していた薬です。
もう長年にわたって避妊を目的として用いられており、避妊目的での使用に伴う薬害が認知されたことが公表されました。
フランス医薬品安全庁は、「避妊を目的としたDiane35の処方は許されません」と警告しています。

Diane35には体内に血の塊ができる血栓の危険性があります。医薬品安全庁から、2013年1月27日に報道関係者向けの
文書が発表されました。それによると、1987年に医薬品の市場に出回るようになってから、4人の死者と、125例の血栓症が
報告されています。そのため、フランスでは避妊などの目的で使用しないよう呼び掛けています。

なお、海外で製造されたDiane-35を並行輸入することが可能ですが、日本では、その使用は許可されておりません。

2013年1月記載 日本産科婦人科学会認定専門医 医学博士 宮本順伯


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