あなたの月経が遅れがちになり、月経が来なくなって来ていませんか?
40歳後半から50歳前半にかけて、ほてり、のぼせ(ホットフラシュ)、汗をかきやすい、頭痛、
めまい、耳鳴り、肩こり、不眠、疲れやすい、腰痛、関節痛、頻脈、いらいらなどの症状に
悩まされることはありませんか。それが更年期症状です。
原因は卵巣機能(卵巣からの分泌されるエストロゲン)が減少することにより引き起こされます。
治療はホルモン剤を注射投与、または内服剤の服用によって行います。主流の内服薬は
プレマリンなどを3週間毎日服用します。多くはプロベラやヂユファストンなどの黄体ホルモンを
併用します。この方法は欧米では1960年代から多用されて来たすぐれた方法で、当院でも治療の
第一選択薬剤と位置づけております。
50歳前後に女性ホルモンの値は急激に低下します
肝臓を通さず治療効果を挙げる皮膚への塗り薬、貼り薬もあります。塗布製剤としてはディビゲル
などがあり、毎日塗布する部分を変えて塗ります。子宮内膜症などの発生を防ぐために28日のうち、
12日間くらい内服黄体ホルモンを併用することもあります。第二選択肢として漢方薬があります。
主な薬剤は「ツムラ」桂枝茯苓丸の細かい粒の丸薬を一日、2-3回、食前に服用します。
更年期前後の女性は、これを「仕方ないもの」として我慢して来ました。しかし、それにより
日常の生活に支障をも来す場合は明らかに治療の対象となります。信頼できる専門医師に相談して、
よりよい生活の第一歩を踏み出してください。
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注意上記診療情報記録は2018年1月現在のものです
日本産科婦人科学会認定専門医 医学博士 宮本順伯
更年期障害治療は終了