蟹瀬誠一氏: 私も共感するところはありますし、自分はタバコを吸っていた人間だし、タバコがすごく
嫌いなわけではない。ただ世の中人のためにらないことだったら、そこのことは少し我慢してもらって、一人で
吸って他の人には迷惑をかけないようにしてください。
(VTR) 「分煙はムダ」
どこにもある喫煙室。しかし、いくら厳重に仕切りしても分煙は完全ではないとの事実を発表した人がいる。
喫煙者の吐く息は部屋の汚染源であるということですね。産業医科大学の大和浩教授である。一体、
なぜ分煙ではダメなのか。それを証明するために実験をしてもらった。使用するのは粉塵(ふんじん)計。
空気中の含まれる有害な細かいタールの濃度を計測する。まずは1本、タバコを吸う。吸い終わったら呼吸を
止め、直ぐに粉塵計に息を吐き込む。最初の4, 5回は交通量の多い交差点(濃度)の数十倍に相当する
粉塵を計測、その後も吐き出した息、30回目まで粉塵が含まれているという結果が出た。教授は
「肺から全く煙が出てこなくなるまで屋外で過ごしてもらうしかないと思います。そのためには、タバコを
吸い終わって数分間は建物に戻ってはならないことが必要だと思います」と語る(拍手)。
建物内喫煙室や特急列車の喫煙ルームは無駄な投資(右の写真はJR東海新幹線列車喫煙ルーム)
喫煙者が息をした後には多量の有害物質が放散され喫煙室を出た後、
喫煙を禁止している空間に放散される
蟹瀬誠一氏: とても息苦しい社会が出てくる感じがないも知れませんけれど、大げさな言い方かもしれ
ませんが、社会全体をよくして行くためには、自分の子供、孫、・・・ 黒鉄さんのワンちゃんはタバコを
吸っているとのことですが、うちの犬にはあまり吸わせる気にはなりませんので、・・ そういう人たちの
ことを考えた時、やはり公の場所はきちんと全面禁煙にして、そして、分煙が全部ダメというのではなく、
いいシステムで分煙出来るのいであれば、それはそれとしてオプションとして考えたらいいと思いますよ。
いま一番考えられることは、少なくとも病院から始まって、役場になったり、学校になったり、そして
お酒を飲むいろいろな人の集まる場所、タバコの嫌いな人の集まる、そういう場所では、やはり、
(タバコを吸うのは)黒鉄さん、我慢しましょう(大きな拍手)。