車内喫煙空間を整備し健康社会への道を逆行するJR東海とJR西日本
技術は優れているとしても判断力は最低



 世界に類を見ない列車内喫煙設備は果たして乗客に対する優れたサービスだろうか?


(L) JR東海グリ−ン喫煙車両(撮影2012年6月)
(R)JR東海車内で録画されてアップされた喫煙風景(車内喫煙の映像は世界的にも珍しい)
This video was up in YouTube by Anthony Leong.


新幹線N700系電車は東海道・山陽新幹線の新型車両である。新幹線500系に代わる次の主力車両として、2007年
7月から運行している。営業最高時速は東海道、270km/h、山陽、300km/h 、交流、25,000V の電気を使用して
走行する。

新幹線内喫煙室
運行しているのはJR西日本とJR東海である。全席禁煙車としたことは公共交通機関として受動喫煙防止を意図した
ものであるが、世界の潮流に全く相反するのが、禁煙車両内の「喫煙室」である。N700系電車、1編成に6ヶ所もの
「喫煙室」を設けているが、それを喫煙者へのサービスと考えている。

「喫煙室」内ではいくら強制的な換気装置をとりつけても、人体に有害なタバコ副流煙の拡散を完全には防止できない。
喫煙者同士が発癌(がん)物質を含む煙を吸い込み、お互いの健康を傷つけあっているのだ。「喫煙室」の引き戸を
開け閉めするときにガス状の有害煙はデッキに拡散し、乗客へ多大の迷惑と健康上のリスクを与えることなど無視して
いる。喫煙室で肺いっぱいに吸い込んだタバコ廃棄物という有害な空気を禁煙車両に持ち帰り、呼気することにより
周囲にまき散らす。そして、衣服に染み付いた悪臭は隣に座る人に、旅の楽しみを打ち消してしまう不快感をもたらす。

筆者は欧米、アジア、オセアニアなどの数多くの列車に乗っているが、列車が駅を出発するその都度、「おタバコを
お吸いになるお客さまは喫煙ルームをご利用ください」なるアナウンスはただの一度も聞いたことがない。なせ、
「おタバコ」なのか、有害物質をパックしているタバコに敬語を使用する意図が分からない。東海道新幹線に乗って
驚くのはこうした頻回繰り返される喫煙案内である。これではタバコを吸う人が社会の中心にいて、世の中が回って
いるかのようである。食事をする乗客がいると同じようにタバコを吸う乗客がいることを改めて意識させる行為である。
見方によっては無償のタバコの宣伝にもなっているようだ。

今、世界49カ国で鉄道車内での喫煙を禁止している。ヨーロッパ各国でも、北米でも、インド、タイ、台湾でも
鉄道車内に喫煙するスペースは無いし、喫煙車両や喫煙ブースを政府が認めている国はない
2020年オリンピックを迎えようとしている今、本当に恥ずかしい。


    JR東海道新幹線アナウンアス
   ♪メロディ♪ 今日も、新幹線をご利用くださいまして、ありがとうございます。車内のご案内をいたします。
   自由席は、1号車、2号車、3号車です。この電車は、全席禁煙となっております。お煙草を吸われるお客様は、
   喫煙ルームをご利用ください。普通車の喫煙ルームは、3号車、7号車、15号車、グリーン車の喫煙ルームは、
   10号車にあります。
(引用、gfkihou )




2017年9月、日本タバコフリー学会で使用されたスライド(宮本順伯)


・・2017年11月のことだ。京都駅新幹線ホームで列車が近づくと、耳に響く大きな声で「喫煙ルームは、
普通車は3号車、7号車、15号車、グリーン車は10号車です」とアナウンスしていた。日本の古都を
代表する駅のホームで、こうした案内を聞いて外国からの旅行客はどう思うであろうか!? 喫煙行為を
保護、PRする喫煙優遇のJR東海は、すばらしい寺院、史跡などから得たせっかくの好印象を完全に打ち
消してしまうだろう。

 世界の鉄道車内の喫煙行為は100%禁止されている
こうしたアナウンスが英語と日本語で繰り返されるたびに、本当に恥ずかしい思いを強いられる

The smoking room in the train infringes the health of the passengers.(英文)




東京駅で出発を待つJR 新幹線列車

16両編成車両のうち、6車両に喫煙室を設置

新幹線列車N700の喫煙室

列車内喫煙室へは左右に開くドアから入る。喫煙室内の有害な副流煙はドアの開閉のその都度、
非喫煙空間に流れ込み、近くの人に対し、三次喫煙の危険性とともに、健康障害をもたらす。
時には車両全体に、濃度は低くなったも、タバコ副流煙が充満することがある

コメント

世界では今や公共交通機関での全面禁煙は疑うことのない常識となっている。しかし、 欧米諸国で次々に喫煙
車両を廃止して行く中、新たにJR九州とJR西日本とが共同運行する九州新幹線新型車両に、悪評高い喫煙室を
新設するとのことだ。開通して以来、全面禁煙としてきた九州新幹線に喫煙ルームを新設提供することは、世界が
行っている健康への道筋を完全に否定するものだ。車両の製造はJR西日本が行うとのことだが、JR東海、JR
西日本、JR九州幹部の考えは、「井の中の蛙」で「喫煙規制鎖国」の政治集団、自民党幹部となんら変わりがない。

多くの人の利用する閉鎖された空間を全面禁煙にすることは、乗客の健康を守ると同時に、喫煙者が同室の他の
喫煙者の放散するタバコ副流煙に含まれる有害物質を吸入する危険性から守る。また喫煙する場所を制限する
ことにより喫煙者自身に禁煙を促し、それは、とりもなおさず、喫煙者の寿命を延ばし、健康向上に役立つことで
あると理解出来ていない。JR西日本とJR東海の責任者には受動喫煙を防止しようとする気持ちがない。

2010年5月に日本で発売された「無煙たばこ」に関しては煙が出ないから無害であるとの解釈を行い禁煙車両内でも
喫煙できるとしている。それがタバコを原料とした製品であり、喫煙している人の吐く息の中には発癌物質を始め
沢山の有害物質が含まれていることを無視している。

JR東海、JR西日本は、先進国の健康社会を築き上げようとするトレンドに正面から挑戦しようとしている。
それを具体化したものが新型新幹線、N700の喫煙ブースである。今後、禁煙車両内で「無煙たばこを吸う行為」
に対しも乗客から多くの苦情が寄せられるであろう。さらに驚くべきことにJR東海はN700系以外の新幹線列車に
喫煙車両を連結している。無謀ともいえる、喫煙行為は無害との前提に立った列車編成を行っている国は、筆者の
知る限り存在しない。また、
車内喫煙を規制せず、認めている日本政府は世界の笑い物となっている。
JR幹部は自らの判断ミスには全く疑問を抱いていない。その馬鹿さ加減を広く公表していることと同じだ。
もの作りは世界で一流だが、JR東海グループなどには健康的な未来社会がどうあるべきかを予測し、物事を
適正に判断する思考力の致命的な欠陥がある。



プラットホームのAED (automated external defibrillator) は喫煙室の隣に設置されている
喫煙室内で副流煙のため倒れたときの救急用
2012年6月撮影

(L) 名古屋駅におけるホーム上の喫煙者たち (R) 名古屋駅に到着した新幹線列車
2012年6月撮影

700系新幹線
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16
禁煙/喫煙
禁煙 禁煙 喫煙 禁煙 禁煙 禁煙 禁煙 禁煙 禁煙 喫煙 禁煙 禁煙 禁煙 禁煙 喫煙 喫煙
700-series Shinkansen
composition
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16
N/S
N N S N N N N N S N N N S S



(L) 東京駅で列車到着を待つ車内清掃員
(R) 左側の線路はJR東日本、右側の線路はJR東海(東京駅で2008年に撮影)
JR東海側は最近改装されている



喫煙車両を運行して「スーパーサービス」と考えている近畿日本鉄道、JR東海、JR西日本

日本ではどうか。JR西日本、JR東海では運行時間が2時間を越えた路線では喫煙車両を温存、または
喫煙室を設置している。JR全社は夜行寝台に喫煙車両を連結している。関東地区の私鉄特急電車から
喫煙車両が撤去される中、関西地区の私鉄大手の近畿日本鉄道は喫煙ブースおよび喫煙車両の整備に
力を注いでいる。鉄道の全面禁煙化に正に逆行する動きである。

「アーバンライナー」に喫煙ブース、「伊勢志摩ライナー」に喫煙車両、1輌、その他の特急に1輌から
2輌の喫煙車両を連結して運行している。こうした喫煙中毒患者の為の非生産的なスペースを列車内に
設けてサービスと考えている。車掌などの乗務員に発癌物質を吸わせてそれが仕事だと平然としている。
海外の情勢にも目をつぶった鉄道会社の姿勢が問われる。こうした設備はあらゆる観点から見て有害
無益であり、ムダな投資である。しかし有効活用する手段がないわけでもない。今、世界では喫煙車両を
全く見ることが出来なくなっているため、車体中央部に「どくろ」と「タバコ」のロゴを入れて
走らせれば、伊勢志摩、京都、奈良を訪れる外国人観光客のまたとない被写体となるからだ。


 
Smoking kills: The ideal train marking for the smoking vehicle of Kinki Nippon Railway
This map shows the railway track route of this private railway.



 列車内の喫煙室を上質の旅客サービスと考える(時代錯誤の)JR 東海、JR 西日本
Three major Japanese railway companies think that the smoking car and/or smoking booth
in a train are the superb service for train passengers.

 2017年、JR西日本とJR東日本の豪華寝台列車に(乗客の健康無視の)喫煙車両を新規製造
A new deluxe sleeper-train provides smoking vehicle.
堂々と喫煙車両を運行する健康無視の近畿日本鉄道
The railway company leading a passenger to health damage


The smoking room in the train adversely affects the health of the passengers.(英文)

 喫煙室を排除した人気の
完全禁煙「レールスター」を廃止



 
列車内喫煙を許している文明国は一国、日本のみ  Japan high speed railways(世界の鉄道車内は完全禁煙)

RAILWAYS 海外鉄道の喫煙規制情報 (抜粋)
 France フランス 2004年 TGVを全車禁煙 
 Italy 2004年12月 イタリア 法令により鉄道車内を全車禁煙 Italia rail trip
 Korea 韓国 2003年に鉄道、バスを全車禁煙 Korea
 台湾 2009年に鉄道、バスを全車禁煙 Taiwan railways
 中国 2014年 高速鉄道を全車禁煙 China
 Russia ロシア 2014年 長距離列車を含むすべての列車内での喫煙禁止 
  豪華寝台列車、オリエント急行は全車禁煙(英国およびEU圏内では全車禁煙)European Union





中国・高速鉄道が強権発動:喫煙禁止違反者に「永久乗車禁止」

高速車内は全面禁煙なのに、喫煙する乗客が後を絶たない中国の高速鉄道で、業を煮やした当局側が、違反者の
「永久乗車禁止」を含めた厳しい規定を設けることになった。中国メディアが報じた。違反を見つければ罰金を
科して“誓約書”にサインさせ、同じ人物がもう一度違反した場合に「永久追放」にすることも可能になる仕組み。
乗客の安全確保のほか、批判されることが多い中国人のひどいマナーを改善しようという当局側の措置だ。

トイレなどに隠れて喫煙したり、車内で堂々と吸ったりするなどの光景がよく見られ、火災報知機が作動して
電車の運行が遅れるトラブルが発生することもあるという。新しい規定は、車内で喫煙しているのを見つけた場合、
違反者に500〜2,000元(約7500〜30,000円)の罰金を科す。「車内で喫煙すると火災の危険があり、電車の
安全な運行に影響を与える」と強調して違反者を厳しく批判。車内で火災が発生すれば大惨事になるとも指摘し、
当局側の対応を評価している。
引用:SankeiBiz September 11, 2016



全席禁煙高速列車(車内喫煙を禁止した世界標準)

 
成田空港ー東京都市圏間鉄道

全席禁煙のJR東日本新幹線列車、はやぶさ
2011年3月運行開始、最高時速 320km/H

秋田新幹線、スパーこまち 2013年3月運行開始
2017年9月、日本タバコフリー学会で使用されたスライド(宮本順伯作成)
 
全席禁煙の東京ー金沢間の新幹線列車

All non-smoking Tokyo-Kanazawa bullet train
JR北陸新幹線高速列車

All Hokuriku shinkansen trains are smoke-free..(英文)

JR 東日本 JR-East

Railway Travel around the World 世界鉄道旅行
  All railway trains should be completely smoke -free.
  鉄道全面禁煙化は世界の常識
Smoking ban in the railway trains of the world



オリンピックの歴史と開催国に於ける鉄道車両内での喫煙可否

1948 XIV  ロンドン(イギリス)       列車内喫煙禁止
1952 XV Helsinki railways ヘルシンキ(フィンランド)   列車内喫煙禁止
1956 XVI Australia rail trip メルボルン(オーストラリア)  列車内喫煙禁止
Stockholm railways ストックホルム(スウェーデン) 列車内喫煙禁止
1960 XVII Italia rail trip ローマ(イタリア)       列車内喫煙禁止
1964 XVIII Japan high speed railways 東京(日本)         列車内喫煙OK
1968 XIX  メキシコシティ(メキシコ)   列車内喫煙禁止
1972 XX  ミュンヘン(西ドイツ)     列車内喫煙禁止
1976 XXI Canada smoking ban モントリオール(カナダ)    列車内喫煙禁止
1980 XXII  モスクワ(ソビエト連邦)    列車内喫煙禁止
1984 XXIII United States ロサンゼルス(アメリカ)    列車内喫煙禁止
1988 XXIV Korea  ソウル(韓国)         列車内喫煙禁止
1992 XXV Spain  バルセロナ(スペイン)     列車内喫煙禁止
1994      Norway リレハンメル(ノルウェー)   列車内喫煙禁止
1996 XXVI United States  アトランタ(アメリカ)     列車内喫煙禁止
1998      Japan high speed railways 長野(日本)   ★JR-東日本は列車内喫煙禁止
2000 XXVII australia  シドニー(オーストラリア)   列車内喫煙禁止
2002      United States ソルトレイクシティ(米国)   列車内喫煙禁止
2004 XXVIII Greece  アテネ(ギリシャ)       列車内喫煙禁止
2006      Italia rail trip トリノ(イタリア)       列車内喫煙禁止
2008 XXIX China 北京(中国)          列車内喫煙禁止
2010      Canada smoking ban バンクーバー(カナダ)     列車内喫煙禁止
2012 XXX  ロンドン(イギリス)      列車内喫煙禁止
2014       ソチ(ロシア)          列車内喫煙禁止
2016 XXXI Brazil リオデジャネイロ(ブラジル)  列車内喫煙禁止
2018      Korea 平昌(韓国)           列車内喫煙禁止
2020 XXXII Japan high speed railways 東京(日本)           列車内喫煙OK
2022      China 北京(中国)          列車内喫煙禁止
2024 XXXIII  パリ(フランス)         列車内喫煙禁止
2028 XXXIX United States  ロサンゼルス(米国)       列車内喫煙禁止


2014年7月以降の状況を表している。「
列車内喫煙禁止とは喫煙室を排除した完全禁煙を指す
中国政府は高速列車内での喫煙を禁止しており、違反者には最高2,000人民元(約32,500円)の罰金が科せられる。
英国では50-200ポンド(約28,000円)の罰金が科せられる。

長野駅を通過する北陸新幹線は完全禁煙となっている


解説 第二次大戦後のオリンピック開催都市は上記のごとくである。最近3年間の鉄道列車内での
喫煙行為の可否を列挙している。日本では喫煙規制に関する国法がなく、オリンピック開催を控え、
「世界最低の喫煙規制国」との汚名を返上すべく、厚生労働省は規制内容の「たたき台」を公表して
いる。しかし、上記に記載したように、今回の見直しでも、世界基準とは全く異なり、日本政府は
密閉された列車内での喫煙行為を認め、喫煙室の設置を許しており、2020年以降も「機密性の高い
列車内での喫煙行為」を禁止することなく、サポートする「世界で唯一の国」となっている。幸い、
JR東日本、JR北海道、JR四国では夜行列車を除き列車内喫煙を禁止しているが、米国、カナダでは
3泊4日の寝台列車でも車内での喫煙行為を排除し、喫煙室を設けていない。

JR東海、JR西日本、近畿日本鉄道では堂々と、喫煙車両、または喫煙室を併設した列車を運行させ、
将来も廃止する意向を示していない。今までのオリンピック開催国では考えられなかった事態であり、
諸外国では日本の開催国としての適性に大きな疑いを抱くことになる。また、世界各国が列車内の
ような閉鎖空間内での喫煙行為を厳しく取り締まっているなか、日本は閉鎖空間内の喫煙行為を
保護しており、国内の乗客を含め、最近増加してきている海外からの旅行者の顰蹙(ひんしゅく)を
買うことは必至である。早急に世界基準に合致した規制、列車内での喫煙室設置を禁止する立法措置が
求められている。

「一匹狼の国」著者 医学博士 宮本順伯

今までタバコに寛容だったロシアが、ソチオリンピックを契機に屋内での喫煙行為を完全禁止した。
「釣り針を断ち切ろう!」と、
ロシア保健省は大きな公共広告を街中に掲示し、喫煙者がタバコ会社の糸に操られ、やがては死に
至る様を警告している。ほとんどの国ではホテルの喫煙客室の設定をホテル側の裁量に任しているが、
ここロシアでは2014年6月から喫煙客室の全面廃止とホテル屋内での喫煙行為を禁止している。
レストランおよびバーも例外ではない。屋内施設では全面禁煙となっており、飲食店側もそれを
当然のこととして受け止めている。喫煙を許していた、9,289キロを6泊7日かけて走る走る
長距離
列車内でも、いまや喫煙行為は全く不可。
「一匹狼の国」35頁記載

日本の新幹線、JR東海、JR西日本、近畿日本鉄道、JRの夜行列車には喫煙車両を連結(または
喫煙ブース)を設置しているが、このような非健康的な野蛮行為を認めている国は皆無である。
国民の健康を守ることが第一か、世界で実施されている鉄道車内規制を無視して、タバコ税収を
優先させて喫煙者の主張を守り抜いていくか、政府当局の判断能力が試されている。



Indoor smoking ban in each country
'一匹狼の国' 口絵より引用--著者自身が自己の現地検証と複数の信頼できる資料をもとに作成
ワインレド色:屋内全面禁煙を強いる国法がなく、制定に向け具体的な動きがない国で、日本と中国などが該当する
日本と違うことは、中国では全高速列車車内は完全禁煙、首都北京および大都市、上海では全ての飲食店など公共的空間は全面禁煙となっている
Copyright (C)2015 Junhaku Miyamoto All rights reserved.
「一匹狼の国」口絵より転載:画像は著作権法によって保護されています(複写転載禁止)



日本の対策『前世紀並み』「分煙は効果なし」 WHO
・・朝日新聞報道 2017



 受動喫煙防止法令原案に関するNHKの放送紹介とコメント

WHO 日本のたばこ対策は世界でも最低レベル」だと思います』
日本にとってオリンピックが開かれる2020年までの4年間に、たばこ規制を
制度化することはとても重要な目標です 


2017年9月、日本タバコフリー学会で使用されたスライド(宮本順伯)


 飲食店が全面禁煙でない経済大国は日本と中国くらい
  (ただし、北京市、上海市ではバーを含め飲食店内全面禁煙)
   政府の政策により飲食店が全面禁煙となっている国を表示

喫煙室はガス部屋
「屋内全面禁煙の法制化を」受動喫煙防止でWHOが各国政府に勧告

All high-speed trains in China are smoke-free.

Railway Travel around the World 世界鉄道旅行
  All railway trains should be completely smoke -free.
 鉄道全面禁煙化は世界の常識
Smoking ban in the railway trains of the world




朗報
東海道新幹線の車内が2024年春から完全禁煙になる。 JR東海は、東海道新幹線の車内にある「喫煙ルーム」を
2024年の春にすべて廃止すると発表した。 JR西日本も、JR九州も同時期に廃止する。健康増進志向の高まりや
喫煙率の低下が理由だとのこと。2007年に英国をはじめ、世界で列車内の喫煙場所を全廃してから、17年もの
歳月をかけて、やっと世界の鉄道車内全面禁煙の動向に追いついた。国民の健康を守ろうとする政府の関与もなく、
喫煙者を保護していこうとする鉄道会社の姿勢を反映した結果である。誠に情けない話である。


画像引用 NHK 2023.10.17

Smoking booths on JR Tokai, West Japan, and Kyushu Shinkansen trains will be abolished in March 2024.


学会講演:世界の鉄道車内は全面禁煙 2017
日本は世界で唯一、列車内喫煙を容認

海外鉄道紀行
All railway trains should be completely smoke-free.

English version


健康社会への道を逆行するJR東海とJR西日本 [日本語版]

2008年2月執筆 2010年7月加筆  2012年6月加筆 2013年3月加筆 2016年9月加筆  2023年10月加筆
執筆 医学博士 宮本順伯
This Web site is link-free.
This information was provided by the Smokefree Hotel and Travel.
The article was written in February 2008, and last revised in October 2016,
by Junhaku Miyamoto, M.D., PhD.
An information was added in June 2019.
A new information was added in October 2023.
Copyright (C) 2008 Junhaku Miyamoto, PhD. All right is reserved.



JR Tokyo Terminal

Smoke-free Hotel and Travel
受動喫煙防止条例  屋内全面禁煙  屋内喫煙設備撤去 鉄道車内完全禁煙 レンタカー レストラン バー 飲食店 ホテル 空港 喫煙規制
Restaurant hotel railway rent-a-car travel airport condominium smoking ban
  Twitter@worldviewtokyo Twitter: @smokefreejpn Twitter@criticismjpn