JR東海、西日本、列車内喫煙室を設置
完全分煙を導入して喫煙害を排除したと考える愚かなJR東海とJR西日本


時代錯誤の車内喫煙設備




 技術は優れていたとしても判断力は最低:JR東海、JR西日本

テレビニュースで大きく取り上げられた新幹線「700A系」列車、従来の「700系」の高いポテンシャル
をベースに高速性、快適性、環境性、省エネルギー性などを大きくグレードアップさせ、地球温暖化防止
にも貢献するとの謳い文句。開発責任者は「中身は現時点では最高の車両」と述べる。しかし、
世界のルールを無視した喫煙ルームの温存。16両編成のうち、普通車の3、7、15号車、グリーン車の
10号車の4車両に喫煙行為のための設備がある。

技術は世界有数だとしても頭脳は最低、鉄道車両内喫煙ルーム確保は、JR東海上層部の判断力のお粗末さを
反映した結果といえる。JR東海が新幹線列車に喫煙ルームを常備し、JR東日本の列車が全面禁煙である
理由に関して、ヤフーの質問箱のベストアンサーは、禁煙の航空機との競争を意識したと記されているが、
東京と仙台間、秋田間、青森間、函館間、金沢(小松)間も航空機との競合区間である。正解は、
JR東海、JR西日本の鉄道会社が、喫煙ブースから漏れ出すタバコ有害煙(二次喫煙)、および、三次喫煙
(喫煙者の呼気や衣服に付いたタバコ有毒物質を列車内にまき散らすこと)の有害性を認識しているか、
全く無視しているかの違いである。

JR東海およびJR西日本は、フランスのTVG、ドイツのICE, スペインのAVE、中国の高速鉄道のHSR、
台湾のTHSRなど世界の高速鉄道、カナダ横断鉄道、米国アムトラック長距離列車も、そして
ロシアのすべての鉄道車内に於いて、今や例外なき全面禁煙を採用していることなど、まるで同じ
地球上の世界とは考えていない。
空気の汚れた非健康的な車両 を当たり前のこととして、連結、
走行させている。

運行しているのはJR西日本とJR東海、そして近鉄特急である。世界の潮流に全く相反するのが、
禁煙車両内の「喫煙室」である。JRではN700系電車、1編成に4ヶ所もの「喫煙室」を設けているが、
それを喫煙者へのサービスと考えている。

「喫煙室」内ではいくら強制的な換気装置をとりつけても、人体に有害なタバコ副流煙の拡散を
完全には防止できない。喫煙者同士が発癌(がん)物質を含む煙を吸い込み、お互いの健康を
傷つけあっているのだ。「喫煙室」の引き戸を開け閉めするときにガス状の有害煙はデッキに拡散し、
乗客へ多大の迷惑と健康上のリスクを与えることなど無視している。喫煙室で肺いっぱいに吸い
込んだタバコ廃棄物という有害な空気を禁煙車両に持ち帰り、呼気することにより周囲にまき散らす。
そして、衣服に染み付いた悪臭は隣に座る人に、旅の楽しみを打ち消してしまう不快感をもたらす。

JR東海のホームページの「よくいただく質問」で取り上げているが、禁煙、喫煙の問題を「マナーに
ついて」とマナーと受け止め、禁煙車両、喫煙ルームの状況を解説している。つまり、タバコを吸えるか、
吸えないかの区分を、マナーに基づく仕切りと考え、喫煙行為が人の健康を脅かす有害物質をまき
散らすものとは見ていない。そのためであろうか、JR東海、JR西日本の鉄道会社は世界に類を見ない
列車内での喫煙行為をサポートしており、2020年の東京オリンピック以降も喫煙ルームの廃止を
全く考えていない。今の政府も「喫煙ルームを列車という閉鎖空間内に設けることことを、極めて
異常なこと」とは認識していない。政治家の思考レベルの低さ、お粗末さを映し出している。

2013年2月 2017年5月  執筆 医学博士 宮本順伯


三次喫煙の危険性


2017年9月、日本タバコフリー学会で宮本順伯医師の講演時に使用された風刺画
「一匹狼の国」風刺画より引用:コピー禁止:画像は著作権により保護されています



筆者は欧米、アジア、オセアニアなどの数多くの列車に乗っているが、列車が駅を出発する
その都度、「おタバコをお吸いになるお客さまは喫煙ルームをご利用ください
」なるアナウンスは
ただの一度も 聞いたことがない。なせ、「おタバコ」なのか、有害物質を充填しているタバコに
敬語を使用する意図が分からない。東海道新幹線に乗って驚くのはこうした頻繁に繰り返される
喫煙案内である。これではタバコを吸う人が社会の中心にいて、喫煙者を軸に世の中が回っている
かのようである。車内で食事する乗客がいると同じように、タバコを吸う乗客がいることを改めて
意識させる行為である。見方によっては広告代金を免除されたタバコの宣伝となっている。

今、世界49カ国で鉄道車内での喫煙を禁止している。ヨーロッパ各国でも、北米でも、インド、
タイ、台湾、オセアニアでも鉄道車内に喫煙するスペースは無いし、喫煙車両や喫煙ブースを
政府が認めている国はない。無論、喫煙ブ−ス案内を車内アナウンスする列車もない。2020年
東京オリンピックを迎えようとしている今、本当に恥ずかしく、穴に隠れたい気持である。
JR東海、JR西日本は「喫煙室を車内に設けている馬鹿さ加減」を外国人旅行者や国内旅行者に
知られないように、乗客に不快感も与えないためにも、この車内アナウンスは即刻中止 すべきである。

2016年9月 宮本順伯

 JR東海道新幹線アナウンアス
♪メロディ♪ 今日も、新幹線をご利用くださいまして、ありがとうございます。車内のご案内をいたします。自由席は、
1号車、2号車、3号車です。この電車は、全席禁煙となっております。お煙草を吸われるお客様は、喫煙ルームをご利用ください。
普通車の喫煙ルームは、3号車、7号車、15号車、グリーン車の喫煙ルームは、10号車にあります。(引用、gfkihou )

Announcement in a train with smoking booth of JR's Tokaido-Shinkansen super-express

Cars 1, 2 and 3 are for the passengers without seat reservations. Smoking is not allowed on this train except in
the designated smoking rooms located in cars 3, 7 and 15. The smoking room in car No.10 is for the passengers
in the Green Cars. Please refrain from smoking in the train, including areas at either end of the cars.



JR東海道新幹線アナウンアス


列車内に喫煙室を設置している列車に乗車する時の注意:


An information guide of smoking rooms in the train of JR Tokai super-express train

喫煙出来る喫煙ブースがある場合はその号車から離れた車両の座席を確保することが、健康障害を
引き起こす憂いから逃れることが出来る。新幹線車両の3号車、7号車、15号車に喫煙室がある時は
絶対に
喫煙設備のある3号車、7号車および15号車に席をとらないこと。
自分の体の健康障害を起こさないためには、必ず、喫煙ブースから離れている
5号車、13号車の座席を指定すること。

 
喫煙により増加した死因および疾病


2017年9月、日本タバコフリー学会で使用されたスライド(宮本順伯)

・・2017年11月のことだ。京都駅新幹線ホームで列車が近づくと、耳に響く大きな声で「喫煙ルームは、
普通車は3号車、7号車、15号車、グリーン車は10号車です」とアナウンスしていた。日本の古都を代表する
駅のホームで、こうした案内を聞いて外国からの旅行客はどう思うであろうか!? 喫煙行為を保護、PRする
喫煙優遇のJR東海は、すばらしい寺院、史跡などから得たせっかくの好印象を完全に打ち消してしまうだろう。

世界の鉄道車内の喫煙行為は100%禁止されている
こうしたアナウンスが英語と日本語で繰り返されるたびに、本当に恥ずかしい思いを強いられる

Tripadviser posted in 2017: re:JR Tokai
1 of 5 grades  5段階評価の1
The smoking room in the train infringes the health of the passengers.(英文)

日本語訳
私はカナダ、アメリカ、インド、タイ、台湾、オーストラリア、ニュージーランド、ヨーロッパ諸国など、鉄道を利用して多くの国を
旅してきました。しかし、今までで列車内喫煙室や喫煙ブースの案内アナウンスを聞いた経験は全くありません。こうしたアナウンスは、
乗客が目的地に到着するまで間に喫煙を促がす効果があるかも知れません。2018年現在、上記の国を含む約50か国が、車内での喫煙を
禁止しています。列車内喫煙は、来たる2020年の東京オリンピックで日本国民は恥をかく結果をもたします。日本を代表する古都京都の
JR駅の新幹線ホームで列車を待っている時に、耳に響く大きなアナウンスの声が聞こました。それは、「喫煙ブースは普通車では3号車、
7号車、15号車、グリーン車では10号車にあります」。こうしたアナウンスは海外からの旅行者に不快感を与えます。日本は喫煙者を
優遇する国との印象を与え、京都から得た好印象を打ち消すことにもなります。観光客に健康被害をもたらす喫煙ブースは廃止される
べきです。私どもは来年4月に東海道新幹線を利用する予定ですが、必ず、喫煙室からは出来るだけ遠い、5号車の座席を指定します。




2015年9月の日本タバコフリー学会(松山)特別講演にて使用したスライド(宮本順伯)
「一匹狼の国」風刺画より引用:コピー禁止:画像は著作権により保護されています


タバコを吸うために車内喫煙室を利用することは、自分の吸い込むタバコからの有害物質と、周りの喫煙者の
吐き出す有害副流煙とを同時に自分の体内に取り込み蓄積すること

JR東海、JR西日本、および近鉄特急は、世界の完全禁煙との動向を完全に無視した、副流煙によるがんなどの
病気、2020年以降は「密閉、密集、密接 」の場で、コロナウィルス感染症に罹患することを誘発しかねない
列車を運行する鉄道会社と言える。



 鉄道車内完全禁煙化は世界の常識
 中国の高速鉄道最新情報
2019



JR東海、東海道新幹線の全駅に喫煙ルームを設置し、完全分煙化へ

 
JR東海東京駅に設置されているホーム上の喫煙室


JR東海は2013年2月、東海道新幹線の全駅のホームまたはコンコース(通路が交差するホール、
中央広場)に喫煙ルームを設置すると発表した。これまでは「のぞみ」が停車する東京・名古屋・
新大阪駅などに先行設置していたが、今回の発表により東海道新幹線の全駅に配されることになる。
また各ホームの屋外にある既存の喫煙コーナーはすべて撤去される。これにより完全分煙を果たし、
受動喫煙のリスク回避を目指す。

これまでJR東海では東海道新幹線において、「のぞみ」の停車駅に順次喫煙ルームの設置を進めて
いた。今回の発表はそれをさらに促進させるもので、同新幹線の全駅またはコンコースに喫煙ルームを
配することになる。今回新たに発表された設置駅は三島駅、静岡駅・浜松駅、小田原駅、熱海駅、
新富士駅、掛川駅、豊橋駅、三河安城駅、岐阜羽島駅で、米原駅には2月末から順次工事に着工し、
2013年度末までに順次使用開始ができるようにする。工事費は概算で今回新規発表分にて総計
1.6億円ほどとのことである。すでに2013年6月までに東京駅、品川駅、新横浜駅、名古屋駅の4駅、
2013年8月までに京都駅、新大阪の2駅に喫煙ルームを設置すると発表しており、一部はすでに
実働している。今回の喫煙ルームの設置、及び喫煙コーナーの撤去により、いわゆる「完全分煙化」が
実現することになるとJR東海では述べている。

JR東海は新幹線などの駅に屋内喫煙所を設けて受動喫煙防止を達成できると考えている。1.6億円もの
費用の中には、非喫煙鉄道利用者の負担も組いてられているのであろうか全く無駄な投資である。
しかし、現実に起こっているホーム上での喫煙行為は迷惑行為であり、周囲の人々にタバコ有害煙を
まき散らす不法行為でもある。

最近になって受動喫煙に関する国民の意識の芽生えが感じられるが、タバコを吸わない多くの人が
タバコを吸える飲食店を疑問なく利用している現実を振り返ると、まだまだの感は否めない。
鉄道関係者を含め、十分認識してもらいたいのは受動喫煙には、タバコの先から流れるタバコ
副流煙を指す二次喫煙の他に、閉鎖された喫煙室で付着したタバコ有害物質を外に持ち出す危険性が
ある。これに加え、喫煙室で肺に目いっぱい吸い込んだタバコの有害成分を喫煙者の呼気を通じて
航空機や列車内に拡散させるリスクがある。これら現象を一括して三次喫煙と呼んでいる。

オープンエアーの駅ホームでタバコを吸っている場合よりも、閉鎖された密室で吸っていた喫煙者が
列車に乗り込んだ時、または航空機に搭乗した時の方が、その有害性ははるかに高い。鉄道会社からは
「喫煙室施設内でタバコのにおいを消し去る」との説明が出されているが、タバコの有害物質を完全に
消去できないし、喫煙者の肺に多量に吸いかまれた人体に有害な物質を取り去ることも出来ない。

唯一の解決法は先進諸国で実行されている鉄道駅構内での全面禁煙と列車内に設けられた喫煙ブースの
完全撤去しかない。現在禁煙となっている航空機の日本における空港喫煙室も、そうした意味から
撤去すべきと考える。欧米主要空港では、既にそうした規制が実現している。
2013年2月執筆 「禁煙席ネット」主宰 医学博士 宮本順伯

喫煙室はガス部屋
列車内の喫煙室を上質の旅客サービスと考える大手鉄道3社(英文)
堂々と喫煙車両を運行する健康無視の近畿日本鉄道
N700(列車内喫煙を認めているJR東海、JR西日本=技術は優れていたとしても頭脳は最低)
喫煙室を排除した人気の完全禁煙「レールスター」を廃止
JR東日本 夜行寝台列車を除き、車内喫煙を禁止
新クルーズ豪華寝台に喫煙車両:警告 健康障害を受けることあり


今や16時間以上の飛行時間のフライトもめずらしくない。この間は無論、完全禁煙である。新幹線、
東京・博多間の所要時間は6時間以内。近鉄特急の大阪・名古屋間は2時間30分以内。この間、なぜ
禁煙していることが出来ないのか? JR東海、JR西日本、近鉄は『鉄道車内喫煙禁止の世界ルール』を
完全無視、タバコ中毒乗客をサポート、一般乗客に健康被害をもたらしている。

The 10 longest nonstop flight in the World (参考比較)

世界49カ国以上では「食事中の喫煙はとても素晴らしい」との喫煙者の要望を受け、飲食店内を喫煙可と
しているところはない。6時間、タバコを吸わないと耐えられない人は明らかにタバコの薬物中毒者であり、
治療の必要な人々である。車内喫煙設備のもたらす負の結果は、疾病の治療開始時期を遅らせ、さらに
列車内の周囲の人々に不本意な健康障害を誘発する。こうした忌むべき車内喫煙設備の悪影響も認識も
出来ない鉄道会社の判断力には致命的な欠陥がある。

さらに車内での喫煙行為を明確に禁止し、罰則規定を設けていない日本政府の姿勢こそ問題である。
1900年に施行された鉄道営業法で鉄道車内の禁煙場所で喫煙した時の罰金を10円以下と定めたが、
戦後、10,000円以下と改定された。しかし、鉄道車両内での喫煙行為自体についての禁止事項、罰則
規定はないし、2017年現在の政府の受動喫煙防止法原案でも、喫煙室を設けている限り、喫煙行為を
禁止事項としていない。

「一匹狼の国」著者 医学博士 宮本順伯




日本の対策『前世紀並み』『分煙は効果なし』WHO
・・朝日新聞報道 2017

 日本の受動喫煙対策は世界最低レベル
   厚生労働省白書  2016
 日本人男女の喫煙率 2022





日本では喫煙規制に関する国法がなく、「世界最低の喫煙規制国」との汚名を返上すべく、厚生労働省は
規制内容の「たたき台」を公表している。しかし、上記に記載したように、今回の見直しでも、世界基準
とは全く異なり、日本政府は密閉された列車内での喫煙行為を認め、喫煙室の設置を許しており、2020年
以降も「機密性の高い列車内での喫煙行為」を禁止することなく、サポートする「
世界で唯一の国」と
なっている。JR東日本、JR北海道、JR四国では夜行列車を除き列車内喫煙を禁止しているが、米国、
カナダでは3泊4日の寝台列車でも車内での喫煙行為を排除し、喫煙室を設けていない。
中国政府は高速列車内での喫煙を禁止しており、違反者には最高2,000人民元(約32,500円)の罰金が
科せられる。英国では50-200ポンド(約28,000円)の罰金が科せられる。

JR東海、JR西日本、近畿日本鉄道では堂々と、喫煙車両、または喫煙室を併設した列車を運行させ、
将来も廃止する意向を示していない。世界各国が列車内のような閉鎖空間内での喫煙行為を厳しく取り
締まっているなか、日本は閉鎖空間内の喫煙行為を保護しており、国内の乗客を含め、最近増加してきて
いる海外からの旅行者の顰蹙(ひんしゅく)を買うことは必至である。早急に世界基準に合致した規制、
列車内での喫煙室設置を禁止する立法措置が求められている。

「一匹狼の国」著者 医学博士 宮本順伯

● 今までタバコに寛容だったロシアが、ソチオリンピックを契機に屋内での喫煙行為を完全禁止した。

「釣り針を断ち切ろう!」と、
ロシア保健省は大きな公共広告を街中に掲示し、喫煙者がタバコ会社の糸に操られ、やがては死に至る様を
警告している。ほとんどの国ではホテルの喫煙客室の設定をホテル側の裁量に任しているが、ここロシア
では2014年6月から喫煙客室の全面廃止とホテル屋内での喫煙行為を禁止している。レストランおよび
バーも例外ではない。屋内施設では全面禁煙となっており、飲食店側もそれを当然のこととして受け止めて
いる。喫煙を許していた、9,289キロを6泊7日かけて走る走る
長距離列車内でも、いまや喫煙行為は全く
不可。
「一匹狼の国」35頁記載

日本の新幹線、JR東海、JR西日本、近畿日本鉄道、JRの夜行列車には喫煙車両を連結(または喫煙ブース)
を設置しているが、このような非健康的な野蛮行為を認めている国は皆無である。国民の健康を守ることが
第一か、世界で実施されている鉄道車内規制を無視して、タバコ税収を優先させて、喫煙者の主張を
守り抜いていくか、政府当局の判断能力が試されている。


ロシア喫煙規制 (日本語版)
Moscow と Saint Petersburg 間を走る特急, Sapsan

 

 朗報 東海道新幹線の車内が2024年春から完全禁煙になる。 JR東海は、東海道新幹線の車内にある「喫煙ルーム」
 を、2024年の春にすべて廃止すると発表した。 JR西日本も、JR九州も同時期に廃止する。健康増進志向の高まりや
 喫煙率の低下が理由だとのこと。2007年に英国をはじめ、世界で列車内の喫煙場所を全廃してから、17年もの歳月を
 かけて、やっと世界の鉄道車内全面禁煙の動向に追いついた。国民の健康を守ろうとする政府の関与もなく、数回に
 亘る喫煙ブースの廃止を要望した学術団体の要請をも無視、喫煙者を保護していこうとする鉄道会社の姿勢を反映した 
 結果である。誠に情けない話である。

 世界の動向にやや遅れたが、JR東日本は、2007年3月18日から新幹線も在来線特急も全面禁煙に設定。鉄道会社
 トップの頭脳の違いを明確に証明したものとなった。


画像引用 NHK 2023.10.17

2024年、JR東海、西日本、九州新幹線の喫煙ブースを廃止

   Smoking booths on JR Tokai, West Japan, and Kyushu Shinkansen trains will be abolished in March 2024.


学会講演:世界の鉄道車内は全面禁煙 2017
日本は世界で唯一、列車内喫煙を容認
 Japan is the only country allows smoking in the train.
近畿日本鉄道特急列車に設置している合わせて126か所の喫煙室を2024年3月から廃止
海外鉄道紀行 In the world, all railway trains should be completely smoke -free.



English version。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

An anti-smoking measurer of the JR-Tokai and JR-West is really putting the clock back!
Japanese Government does not prohibit smoking in a train vehicle.

The smoking policies of JR-Tokai and JR-West Companies are against the current world
anti-smoking measures, and support smokers to put a cigarette in a railway carriage.



A smoking room is provided in each high-speed train of JR-Tokai and JR -West.
JR東海、JR西日本を走行する新幹線列車には喫煙室が標準装備されている

(L) The entrance to the smoking vehicle ( First Class ): This picture was taken in June 2012.
(R) A smoking scene in a smoking vehicle of a bullet train operated by JR-Tokai and JR-West
was up in YouTube by Anthony Leong.
(L) JR東海グリ−ン喫煙車両(撮影2012年6月)
(R)JR東海車内で録画されてアップされた喫煙風景(車内喫煙の映像は世界的にも珍しい)
This video was up in YouTube by Anthony Leong.


The standard composition of JR-Tokai and JR-West Shinkansen train:
Car No. 10, 15 and 16 are smoking car.No. 10 is a first-class vehicle.

JR東海新幹線座席表、3号車、7号車、10号車、15号車に喫煙室を設置


JR Tokai launches new N700A bullet train.

Operation of the N700A shinkansen, the first new bullet train developed by JR-Tokai in roughly
six years, began on Feb. 8 2013, with crowds of railway fans turning up to see the train off
at departure ceremonies in Tokyo and Osaka. Its external appearance is practically the same
at that of the N700 bullet train and has the equal maximum speed of 270 kilometers per hour.
However, the new model has a braking system that kicks in during power cuts caused by
earthquakes and other events, and the distance it takes the train to come to a stop has been
reduced by 10 percent. N700A is controlled by a computer through use of an automatic train
control system, with a "constant speed controller" enabling the train to quickly recovering
the delays, which is the first system of its kind in a bullet train in Japan. The new model also
has safety enhancements with a system to detect abnormal vibration and prevent accidents.
We're proud to have the best and latest carriages," said Seki, chief of JR Tokai's bullet train
operations division, at a ceremony before the departure. "Half a century has passed since
the birth of the Tokaido Shinkansen. We have served as one of Japan's main arteries, and want
to continue providing the world's highest standard of transportation services.
Reference: The Mainichi, February 8, 2013

However, JR-Tokai neglected the world's trend to abolish smoking room in a railway train. JR-Tokai,
JR-West and some other railway companied in Kansai district still provide a smoking car, in which
smoking is allowed in a train seat, or smoking booth in a train. This is harmful to a train passenger
and against to the health policy. Unfortunately, Japanese Government and a local prefecture
do not control the undesirable policy of these railway companies. I think that Japanese technology
is one of the highest standards throughout the world, although
the way of thinking about smoking
control is entirely devoid of good sense or judgment
, compared to the advanced countries.
The article was written by Junhaku Miyamoto, M.D.,PhD, on February 8, 2013.

All Shinkansen train stations between Tokyo and Osaka will have an enclosed
smoking rooms

JR Tokai, Central Japan Railway Company announced on Ferruary 15, 2013, it would abolish
open air smoking areas on the platforms of all 17 stations between Tokyo and Osaka.
It would build an enclosed smoking room on platforms or other alternative sites at all of
the stations, excluding Tokyo and Nagoya, which already have such facilities. Under
460 million-yen project, all outdoor areas of the shinkansen stations are expected to be
smoke-free by the spring of 2014.
Source: Kyodo, Tokyo, February 15, 2012

An enclosed smoking room is not the solution for the adverse effects of
tobacco-smoke.

JR Tokai announced that it would abolish open air smoking areas and built an enclosed
smoking room on platforms or other alternative sites at all the shinkansen stations.
However, this is not the good solution to avoid the toxic influences of tobacco products.
Two side effects exist when a person put light on cigarette. The one is the second-hand
smoking. The other is the third-hand smoking. 

The residue on clothing, wallpaper can react with a common indoor pollutant to generate
dangerous chemicals called tobacco-specific nitrosamines (TSNA). Substantial traces of
TSNA was also found on the inside surfaces of a smoking room packed with a heavy smoker.
Smokers themselves are also contaminated. Smokers actually emit toxins from clothing
and hair. Researchers say the third-hand-smoke is a health hazard, and suggest
a complete ban on smoking in the enclosed places to eliminate any risk. Nicotine residues
from a tobacco-smoke hang around for weeks or months.


An information guide of smoking rooms in the train of JR Tokai super-express train

How to avoid a toxic side-smoke leaked from a smoking room provide by JR Tokai, JR West
and Kintetsu Express trains:
For example, when smoking booth is provided in the carriages of No.3 and No.7, it is strongly to
advise a non-smoking passenger to take a reserved ticket for No.5-carriage, to eliminate any kind of health damage.


Narita airport smoking rooms JR's N700 high-speed train provides a smoking room.
The smoking room in the train infringes the health of the passengers.
Narita airport smoking rooms Kinki-Nippon Railway Company claims the necessity of installing the room for smokers in all express trains.
The smoking room in the train adversely affects the health of the passengers.


Three major Japanese railway companies think that the smoking car and/or smoking booth
in a train are the superb service to train passengers.

東海道・山陽新幹線列車・近鉄特急喫煙ルーム
JR-East Railway
Kinki-Nippon Railway company still operates smoking vehicles.
The railway company leading a passenger to health damage


I have traveled over many countries using a train, in Canada, US, India, Thailand, Taiwan, Australia,
New Zealand and European countries; however, nowadays, I have never experienced to hear the
announcement of to guide a smoking room or booth in a train. This kind of guidance might be all
train passengers to recognize the need of smoking space in a train, and for smokers, inhibit the
feeling not to smoke for a while. As a result, it might work as promoting a smoking during his train
trip until he arrives at the destination.

In 2017, 50 countries, including the above-mentioned countries, allows smoking inside of the train.
Japanese government should restrict such a smoking in a train by law. Otherwise, it will put our
people in Japan shamed at the coming 2020 Olympic game.
Junhaku Miymoto, M.D.,PhD.

 Announcement in a train with smoking booth of JR's Tokaido-Shinkansen super-express

Cars 1, 2 and 3 are for the passengers without seat reservations. Smoking is not allowed on
this train except in the designated smoking rooms located in cars 3, 7 and 15. The smoking room
in car No.10 is for the passengers in the Green Cars. Please refrain from smoking in the train, 
including areas at either end of the cars.


When I was on the Shinkansen platform at Kyoto JR Station, I heard a loud announce voice echoing
in the ears just before the train entering to the station; smoking rooms are located at the Car3, Car7,
Car15 for regular vehicles, and Car10 for a Green Car (first-class). A loud announcement for smoking
facilities of the Shinkansen trains coming to the Kyoyo Station, which is the representative of Japan's
old capital railway station would make the tourists from abroad might feel uncomfortable! Such an
excessive support of smoking behavior leads Japan as a country preferential to a smoker, and it counters
the positive impression of Kyoto.
Junhaku Miyamoto, M.D.,PhD. November 2017



Railway Travel around the World 世界鉄道旅行
  All railway trains should be completely smoke -free.
 Smoking ban in the railway trains of the world

Health warning tobacco Beware of Third-Hand Smoke

Japan's effort to curb exposure to secondhand smoke is one of the worst in the world
.
Health Ministry 2016
 Night Train



Trains
Olympic Games and a restriction of smoking in a train by the host countries

1948 XIV London (UK)              
1952 XV Helsinki railways Helsinki(Finland)            Smoking is prohibited in a train.
1956 XVI Australia rail trip Melbourne (Australia)         Smoking is prohibited in a train.
Stockholm railways Stickholm(Sweden)          Smoking is prohibited in a train.
1960 XVII Italia rail trip Roma(Italy)              Smoking is prohibited in a train.
1964 XVIII Japan high speed railways Tokyo(Japan)      Smoking is allowed in a train.
1968 XIX Mexico City(Mexico)          Inadequate information
1972 XX Munich(West Germany)        Smoking is prohibited in a train.
1976 XXI Canada smoking ban Montral(Canada)           Smoking is prohibited in a train.
1980 XXII Moscow(Soviet Union)        Smoking is prohibited in a train.
1984 XXIII United States Los Angeles(United States)      Smoking is prohibited in a train.
1988 XXIV Korea Seoul(Korea)             Smoking is prohibited in a train.
1992 XXV Spain Barcelona(Spain)           Smoking is prohibited in a train.
1994        Norway Lillehammer(Norway)        Smoking is prohibited in a train.
1996 XXVI United States Atlanta(United State)         Smoking is prohibited in a train.
1998        Japan high speed railways Nagano(Japan)          JR-East prohibits smoking in a train.
2000 XXVII australia Sydney(Australia)           Smoking is prohibited in a train.
2002        United States Salt Lake City(United State)      Smoking is prohibited in a train.
2004 XXVIII Greece Athenes(Greece)            Smoking is prohibited in a train.
2006        Italia rail trip Turin(Italy)              Smoking is prohibited in a train.
2008 XXIX China Beijing(China)              Smoking is prohibited in a train. 
2010        Canada smoking ban Vancouver(Canada)          Smoking is prohibited in a train.
2012 XXX London(UK)              Smoking is prohibited in a train.
2014         Sochi(Russia)              Smoking is prohibited in a train.
2016 XXXI Brazil Rio de Janeiro(Brazil)          Smoking is prohibited in a train.
2018        Korea Pyengchang County(Korea)       Smoking is prohibited in a train.
2020 XXXII Japan high speed railways Tokyo(Japan)           Smoking is allowed in a train.
2022        China Beijing(China)             Smoking is prohibited in a train.
2024 XXXII 高速鉄道網建設 Paris(France)            Smoking is prohibited in a train.
2028 XXVIIII United States Los Angeles(USA)            Smoking is prohibited in a train.


This table shows the smoking ban in a train at the Olympic host countries in and after July 2014.
China Government charges 2,000 Yuan for a violation of smoking restriction in a high-speed train.
In UK, a penalty of the maximum 200 pounds is applied for a smoking at a smoke-free designated vehicle.
Japanese Government admit to installing a smoking booth in a train to support smoking act.
The Hokuriku Shinkansen that passes through Nagano Station is completely non-smoking.



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It has been announced that all both inside the Tokaido Shinkansen train will be abolished in March 2024.
JR-West and JR-Kyushu and Kintestu-Express trains will also abolish it at the same time.
The reason is said by these rail companies to be a decline in smoking rates in Japan.
However, smoking had been completely prohibited inside JR-Hokkaido trains in 2006, JR-East trains in 2007,
except for night trains.
The only smoking vehicles currently operated in April 2024 are Sunrise Izumo and Seto.

By 2007, smoking on trains had been completely banned in all countries in Europe, USA and Canada.●●●




完全分煙を導入して喫煙害を排除したと考える愚かなJR東海とJR西日本
執筆 医学博士 宮本順伯
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The article was written in July 2007, and last revised in November 2017, by Junhaku Miyamoto, M.D., PhD.
Information was added in June 2020, and February 2024.
A new information was added in October 2023.
Copyright (C) 2007 Junhaku Miyamoto, PhD. All right is reserved.



JR-East
Tokyo-Aomori all non-smoking bullet train 'Hayabusa' debuted in March 2011.
Maximum speed 320km/H




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